ジャニーズBlu-ray Disc 売上推移 (全体&KinKi Kids編)

 

LIVE映像を見るときできるだけ高品質でみたい。こうなると今の時代Blu-ray一択になる。しかしBlu-rayが普及し始めてもDVDのみの発売物も多いがジャニヲタへは需要高いだろうと思い少し調べてみることにした。

(2016年3月ごろまでのデータになるので最新が含まれない場合があります)

 

各グループ初BD時のDVD初週売上枚数に対してBDは何%少なかったのか、多かったのか
・DVD,BD同時発売に限る
・コンサート映像に限る
・グループ出演に限る


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各グループの比較なので年代がバラバラになるが左から右に行くと年が新しくなっていく。一番古くが関ジャニ∞の2011年、一番新しくがV6の2016年とBD発売までに5年の差がある。この表を見たときの印象はBD需要少ない!!全然売れてないじゃん!!!

11グループ中初BD発売時にDVD枚数をBD枚数が超えたのは1グループのみ、SMAPだけという結果になった。最近に近づいていくからBDの割合が増えるわけでもない。ではなぜ2014年に発売されたSMAPのMr.SのみBDの売上が上回ったのか。

Mr.SはDVD,BD内容が同形態なのである。

普段DVDを購入していた層がBDが発売され同じ内容ならより画質が良く枚数も少ないBD購入に流れBDがうわまったと憶測される。しかし、平均ー56%と初BD発売時はDVD枚数に対してBDの売上枚数は半分以下と大幅に少ないことが分かった。

では、初BD発売時だと発売年に大きな差がでてきてしまうので各グループ最新DVD・BDで比較してみよう

 ②各グループ最新のDVD初週売上枚数に対してBDは何%少なかったのか、多かったのか
・DVD,BD同時発売に限る
・コンサート映像に限る
・グループ出演に限る


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2014年~2016年発売と2年に範囲が狭まり現在発売されたものと比較するにはこちらの方がいいだろう。まず、DVD売上を超えたのが1グループから4グループに増えた。全体の平均を見てもー22%と前回の初BD発売時ー56%と比較すると34%上昇しBD売上は全体の中で大きく伸びていることが分かった。そして、BD売上がDVDをうわまった4グループには共通点がある。
それは販売形態である。
各DVD,BDに初回・通常形態がある、または全形態が同じなのである。内容が同じならBDに。BDにもDVDと同じ初回をつけることでBDの割合が大幅に上がった。

 

個人的にV6のBD発売は待ち望んでの発売だったように感じていたのでここまでDVDとの差があるとは驚いた。初BD発売時、最新発売の他グループと比べてもBD割合が低かったので今後発売されていくときにどう推移していくか楽しみである。ちなみに1度BDで発売されると今のところ必ずBDで発売されているので推移をみていけると思う。

 

 

次はKinKi Kidsに限定して調べていこう。音響・照明にこだわっていてファンのBD要望も1番高いように感じる。そしてBD発売も2011年からとジャニーズでは発売開始が早く発売開始から新DVD発売まで必ずBDも発売されるようになった。
では、BD売上はどのように推移してきたのか。

DVD初週売上枚数に対してBDは何%少ないのか、多いのか
・DVD,BD同時発売に限る
・コンサート映像に限る
・グループ出演に限る


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表を見てもらうとほぼ順調にBD枚数の割合が増し、BD需要が増したことがわかる。2014年にはBD売上がDVD売上を超えてきたのである。
では、2013年マイナス62%だった割合がなぜ一年後の2014年にプラス23%まで上昇したのか。BD普及率は少しずつ上昇しているがこの差がでるほどではない。では、なぜこの結果がでたのか。この差はSMAPのMr.Sと同様に売上形態にあると考えられる。
 
2013年まではDVD(初回・通常)BD(通常(DVDと同内容))の3形態だったのが

2014年からはDVD(初回・通常)BD(初回・通常(両方DVDと同内容))の4形態になった。

 初週に購入する層はファンだ。ファンだったら初回盤がほしいと考える。特に映像特典があればよりそうだろう。だったらBDがほしいと思っていても2013年までは初回が欲しいならDVDを買うしかなかった。BDの方が画質がいいと分かっていてもDVDと同内容なら買うのをあきらめる人も多いと思う。その結果、2011年から2013年までは約20%の割合しか上昇しなかった。

しかし、2014年からBDにもDVDと同内容の初回が発売されるようになった。
だったらDVDではなく画質が良く、ディスク枚数も減るBDにこの層がながれたと考えることができるだろう。その結果、2013年から2014年で約80%の割合増加につながったと考えることができる。

ここまでDVD売上に対するBD売上をみてきた。
では全体売上に対するBD売上はどう影響しているのか。

 ④全体売上枚数に対してBD売上枚数の割合


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DVD売上が減少しBD売上が上昇している。
前回のグラフで考えたようにこのグラフでも2013年・2014年の差は発売形態にあると思うがここで全体売上にも影響がある可能性がでてきた。

2013年まではDVD初回を買った方が複数買いでBD購入をしている人が少ながらずいただろう。これはBD画質を求めての購入だと思う。しかし、2014年BD初回を購入した人は同内容のDVDは購入するだろうか。画質が落ちて同内容ならBD一種買いになるだろう。その結果DVD売上が減少し全体売上も仮に同じ人数が2013年・2014年に購入していると考えた場合プラスではなくマイナスになるのは仕方がない。
 
 そして2014年度の調べで全国のブルーレイ普及率は53.2%である。DVDとBDが同条件になった2014年時に全体のBD割合が55%になるのは必然なのかもしれない。


最後にいまだDVDが強い時代にBDがうわまわっているのは形態もあるかと思うがKinKi Kidsのコンサートを画質のいいBDでみたい。
そう思わせるKinKi Kids自身の魅力・照明の美しさにあるとも私は思っています。
ちなみに私はKinKi KidsのLiveDVDはBDが発売されてからすべてBD一種買いです。